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【はじめての漢方医学】 of 東洋医学と鍼灸

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hajimetenokanpou.jpg  漢方薬のエキス剤が出現し、その後1976年にエキス剤が健康保険適用になりました。2008年には「漢方科」の標榜が正式に認められるようになりました。病院での漢方薬の処方も特別なことではなくなり、また、一般の患者さんの中にも、西洋医学の薬よりも漢方薬を好んで求める方も増えているようです。遣唐使以来日本人にとっては当たり前の医療であった漢方は、明治政府の近代化の流れの中で時代の主流からは外れていることが多くありましたが、昨今の病院での扱いや、一般的な認知度の高まりなど、ここへきて脚光を浴びる機会が増しており、需要も高まっているようです。
 漢方を取り巻く状況は好転しつつあるものの、実際に漢方薬がどのようなものか、どのような診察を受けるのか、どのような効き目があるのかといったことは意外に知られていません。「漢方薬は長く飲まないと効き目が出ない」「漢方薬は身体にやさしい」といった、なんとはなしにもっているイメージが先行しており、その実態は受けてみないと分からないというところがあるかも知れず、漢方薬の処方を受診することに躊躇している方も多いのではないでしょうか。
 本書は、実際に漢方薬を処方する場面の患者さんとのやり取りから始まりますので、はじめて学ぶ漢方薬についての入門書としてやさしくスタートしています。その後に漢方薬の生薬とは何か、どんな病気に効くのか、また漢方薬の長所と短所など、漢方薬の特長をやさしく伝えてくれています。漢方薬の処方を学びたいという方だけではなく、これから漢方薬による治療を受けようと思っている方にもたいへん参考になると思います。
 漢方とは、蘭方(オランダ医学)に対する用語として使われるようになった和製漢語ですが、「漢方=中国の間の時代にできた伝統医学」という定義ですから、本来「漢方」には漢方薬だけではなく、鍼灸も含んでいます。そういう意味から見ますと、本書は漢方薬にのみ焦点が当てられ、鍼灸は全く含んでいないので、厳密に言えば、本書は「はじめての漢方薬医学」です。しかし、一般的なイメージとして、「漢方=漢方薬のみ」というイメージが定着している今日において、限られた紙面で本来の漢方のすべてを語ることは無理だと判断したのではないでしょうか。そのあたり、「漢方=漢方薬のみ」という誤解を受けないように読んでいただきたいと思います。
 本書は、漢方薬について基本的なことから知りたい方にとっては十分で、かつクセもなくて学びやすいものだと思います。つまり、入門書としてはとてもいい一冊です。

本書データ

LinkIcon『はじめての漢方医学』
著者 入江祥史
発行 創元社
価格 1800円+税
初版 2008年9月20日発行
対象 一般・初心者・プロ
お薦め度 ☆☆☆☆☆
漢方薬がどのような医療なのか、実際の診察の場面から始まり、生薬のお話しや、漢方薬の適応症などをやさしく語っています。一から漢方薬を学びたい方にとっては最適な入門書として活躍してくれます。また、一般の方で、漢方薬を受けてみようかなと思っている方や、すでに漢方薬の処方を受けている方で、漢方薬について知りたい方にもおすすめの一冊です。

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