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【大師流小児鍼―奥義と実践】 of 東洋医学と鍼灸

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syounishin2.jpg  鍼灸の分野には、小児鍼というものがあります。この小児鍼は日本独自の発展を遂げた鍼灸術の一つと言われており、関東よりも関西の方で盛に行われてきた歴史があるようです。
 小児鍼の適応は、疳の虫、夜鳴き(夜啼き)、食欲不振、便秘、風邪をひきやすいといった諸症状に効果を発揮します。これらの症状は、病院では「成長したらそのうち止みますから」ということで治療対象とならないため、お子さんはもちろんですが、親御さんも子育てに疲労困憊してしまうことも少なくありません。親御さんのストレスはお子さんにダイレクトに響きますので、“そのうち止むから”ということで放っておいていいものではないと思います。
 そこで、こういった社会の要請に応え、お子さん、親御さんのためにも小児鍼をしっかりと学んでおきたいところです。小児鍼は家伝で伝わってきたものが多いようで、なかなかその奥義を知ることは難しいとされてきました。その穴を埋めるかのように、大師流の谷岡賢徳先生が精力的にご講演や出版物などでその実技を余すことなく披露されております。本書もそのうちの一つですが、とても分かりやすい内容で、基本を学ぶための好著だと思いますので、1冊ご購読してみてはいかがでしょうか。

本書データ

『大師流小児鍼―奥義と実践』
著者 谷岡賢徳
発行 六然社
価格 3000円(本体価格)
初版 2005年発行
対象 初心者・中級者
お薦め度 ☆☆☆☆
お子様の健康を

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